エイブラハム 感情の22段階─「焦り」の波動と対処法。イライラと落ち込みを解消。
2021.9.14日更新✒
長い人生の中、夢や理想に向かって何かに取り組んでいるのに、なかなか思うように結果が出ずにイライラしたり不安になる事ってありますよね。
もしくは、なかなか自分の方向性が定まらずに、焦燥感ばかりが出てきてしまう──という方も事もいらっしゃるかもしれません。
「焦りは禁物」と頭ではわかっていても、苛立ちの感情を手放すのはなかなか難しいものがあったりします。
この「焦りの感情」について、今回は私の大好きなエイブラハムの宇宙理論と波動の観点から、書いてみたいと思います。
人間はどんな思考を持つと「焦り」を感じるのかに気づき、
今すぐに焦りの感情を少しでも軽くしたいという方のヒントにして頂ければうれしいです。
「引き寄せの法則」でお馴染み
エイブラハムについて
宇宙理論や引き寄せに詳しい方にはもうお馴染みだと思いますが、エイブラハムとは、非物質界に存在する高次元の意識の集合体です。
1985年にジェリー・ヒックスという女性がこの高次元エネルギーのエイブラハムと繋がり、その様々な対話を、夫であるエスターヒックスと共に、
「エイブラハムの教え」や「エイブラハムの引き寄せの法則」などの書籍として出版し、世の中に広められてきました。
エイブラハムは、深い視野と大いなる叡智を持った、私たち地球に住む人間にとって、教師のような存在で、エスター・ヒックスのチャネリング
(高次元と周波数を合わせること)によって、エイブラハムに尋ねると、ソース(=宇宙の源)の、愛と知性に溢れた内容の答えが返ってきます。
あなたの感情=「波動」が
あなたの現実を作っている
エイブラハムによると、人間は波動の存在であると言われています。
最近では、量子物理学の世界でも、この世の万物はエネルギーや波動で出来ているということが科学的に証明されてきました。
「波動」=感情は、目に見えることはなくても、ラジオの周波数やスマホの電波と同じように、人間がさまざまな感情を持つ度に、
その感情の波動は広く伝播され、その波動と共鳴する出来事を現実として引き寄せているというのも、新常識になりつつあります。
エイブラハムの
「感情スケール22段階」
エイブラハムによると、人間の感情(=波動)には、波動の高いものから低いものまで順番に、22の段階があるとされています。
細菌では、お馴染みの方も多いかも知れませんね。
【感情の22段階】
<波動の段階>
1.喜び、大いなる気づき、自信、自由、愛、感謝
2.情熱・ワクワク
3.熱意、やる気、幸せ
4.ポジティブな期待
5.楽観 (全てが上手くいくという明るい考え方)
6.希望
7.満足
8.退屈
9.悲観(悪い結果などを予測したり、考えたりして気を落とすこと)
10.不満(またはストレス)、いらだち、焦り(または短気)
11.戸惑い(または圧倒)
12.落胆(期待通りにならず、がっかりすること。)
13.疑い
14.心配
15.非難(相手や何かの欠点や間違っていることを取り上げて責めること)
16.失望
17.怒り
18.復讐
19.敵意(または憎しみ)、激怒
20.嫉妬
21.自信喪失(または危機感)、罪悪感、自己卑下(または無価値感)
22.恐れ、苦悩(または悲しみ)、憂鬱(または落ち込み)、絶望、無気力(書籍『運命が好転する実践スピリチュアルトレーニング』
エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著より抜粋)
人は、一番高い波動である「喜び」「大いなる気づき」「自信」「自由」「愛」「感謝」といった感情でいる時には、宇宙のソースエネルギーと同調・共鳴して、
もっとも願いが叶いやすく、反対に、低い順位の波動になるほど、やはりそれに似たネガティブな現象を引き寄せやすくなってしまいます。
「焦り」の感情が生まれる思考とは
さて、
このエイブラハム「感情のスケール22段階」によると、「焦りの感情」は10番目に位置していますが、
「焦り」を感じる時、私たちは、無意識に以下のような思考を持っているようです。
①人と比べている。
② 完璧を目指している。
③ 結果に執着している。
④ 全力でやっていない
そして、以上のような思考になっている時の感情はというと、
①人と比べている。
⇒人と比較し、他人軸になった時、人は焦りを感じます。敗北感や劣等感といった重い感情を覚えることもあります。
② 完璧を目指している。
⇒完璧を目指すとキリがなく、欲求不満やイライラの気持ち、無力感に繋がることもあるかも知れません。
③ 結果に執着している。
⇒結果に執着している状態とは、物事を楽観的に捉えられずに、今ここに意識を置いていない状態と言えます。未来への怖れや不安が付きまとってしまいます。
④ 全力でやっていない。
⇒全力でことに当たっていないと、無意識に自分を責める気持ちや、罪の意識にも繋がることがあるかも知れません。
以上の様に、焦りの原因がどのような意識を含んでいるか、エイブラハムの感情のスケールで見てみると、
10番目の「欲求不満、イライラ」以降の、さまざまなネガティブ感情と結びついているのがわかります。
焦りを手放すために
必要な4つのポイント
では、実際に焦りの感情を手放すために意識したいポイントをお伝えしますね。
1 焦っていると気付いたら、一旦「深呼吸」。
いつでも、気づいたときに深呼吸を取り入れることで、「今ここ」の意識に還ることができ、心が落ち着きます。
可能であればほんの少しでも「瞑想」を取り入れるのはとても良い事です。エイブラハムも「瞑想」の大切さを繰り返し語っています。
2 人と比べる気持ちを手放す。
人と比べている時、意識は人に向いて自分を無くしています。自分の目的を見据えて、それを遂げることに
集中することで焦る気持ちが和らぎます。
3 完璧主義を捨て、リラックスする。
完璧な人間はいません。理想を描くことは大切ですが、その通りにできない自分を許すことも大切です。
4 人事を尽くして天命を待つ気持ちで、全力で取り組む。
全力で物事に取り組んでいる時は、意識が「今ここ」に集中できていて、焦りは感じにくいものです。
以上のような方法で、意識と波動を切り替えることができます。
「成功」よりも「成長」に心を向ける
私は少し前から、『「成功」よりも「成長」』という言葉が好きになりました。
焦りの気持ちが出てきたときには、他人と自分を比べるのをやめ、今、自分ができることに集中しましょう。
昨日の自分よりもほんの少しでも成長している自分を感じられれば、結果にもとらわれず、何事にも満足できるようになります。
成長できているという「満足」や「安心」の感情によって、発する波動はポジティブに切り替わり、焦りや不安な気持ちはすーっと消えていくのです。
まとめ
「焦り」の感情は、低い波動を発しています。「今、自分は焦っているな」と気がついたら、
まずは深呼吸して心を落ち着け、自分自身の「今ここ」に集中することを心がけましょう。
人と比べず、常にマイペースで自己の成長を楽しむ心が持てれば、焦りの気持ちは自然に手放すことができると思います。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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